パーマが長持ちさせるコツと方法
2017/05/04
2017/05/04
この記事を読むのに必要な時間は約4分です。
目次
いつもとはちょっと雰囲気を変えたかったり、直毛でスタイルに動きが出にくい時にパーマをかけてイメージチェンジする方も多いと思います。
ですが、せっかく可愛くパーマをかけても次の日にとれてしまったり、すぐにとれてしまっては意味がないですよね。
今回はパーマを長持ちさせるための方法についてご紹介させていただきます。
せっかくかけたパーマも間違ったヘアケアをしてしまうことで一気にとれやすくなってしまったり、最悪次の日にはとれてしまったりします。
もちろん美容室でのパーマが100%かかっている前提でのお話です。
まずは、パーマがかかる原理について簡単にご紹介させていただきます。
髪の毛には、大きく言うと3種類の結合によって普段の形を保っています。
1、水素結合
これは髪の毛が濡れると結合が切れる結合です。
髪の毛を濡らして乾かすとスタイリング出来るのは、この結合が切れて再結合するため髪の毛に形をつけることが出来るのです。
2、イオン結合
髪の毛のPH値によって結合が切れたり再結合する結合です。
もっとも結合が安定する弱酸系状態を保つことで、髪の毛が痛みにくい状態を保つことができます。
3、シスチン結合
この結合がパーマと関係するとっても大切なものになります。
この結合は水に触れても切れることはありません。パーマや縮毛矯正の時に使う還元剤というお薬で結合を切り、そして求める形で酸化剤をつけることで再結合し、形を保つことが出来ます。
以上の3つの結合があります。パーマと密接に関係するのはシスチン結合です。
このシスチン結合の還元と酸化を美容師さんが上手に行うことで、パーマはしっかりとかかります。
次は、パーマをどのようにして長持ちさせるのかをご説明させていただきます。
美容室でしっかりとパーマをかけてもらっても少しずつカールがゆるくなってしまいますよね。
その原因とは
・髪の毛のキューティクルが元の形に戻ろうとする
・重力による重み
・髪の毛のダメージによる毛髪の空洞化
・水分保持力の低下
などが考えられます。
以上の問題を改善するために行える簡単な方法をご紹介いたします。
パーマをかけた当日は、髪の毛の内部に残留した薬剤が残っている可能性があるため、シャンプーをしてしまうとカールがゆるくなってしまったりする原因になる可能性があります。
お湯シャン(シャンプーしないでシャワーだけで洗う)、またはその日は頭を濡らさないようにすることをオススメします。
美容室で美容師さんがどんな風にパーマヘアーを乾かしているのかをよく見ましょう。その時に乾かした方をsecretでは実際にお客様に乾かしてもらいながらレクチャーをさせていただいております。お家でもその乾かし方でパーマの形を作ることでパーマの長持ちにつながります。
パーマは物理的なダメージでも弱くなります。そのため濡れている時に櫛で梳かしたり、乾かす時にブラシで引っ張ったりするとパーマが落ちやすくなってしまう可能性があります。
パーマをかけている時は、櫛で梳かすのではなく手ぐしにしましょう。
また、パーマは髪の毛の重さでもカールが少しずつゆるくなってしまいますので、ロングの方は寝るときはゆるめのお団子にしたり、髪の毛を背中で挟まないように上にかきあげるなども効果的です。
せっかくパーマをかけても髪の毛の中身がスカスカの状態になっては、カールを維持する力がなくなってしまいます。紫外線を避けたり無理なカラーリングをすることでパーマのカールを長持ちさせることにつながります。
パーマをかける前の髪の毛
パーマは濡れている時にカールが出やすく乾燥するほどカールがゆるくなります。そのため髪の毛の保湿をして水分バランスを均一に保つことでカールの再現性が上がり、綺麗なヘアスタイルを維持することが出来ます。
これらを注意することで、何もしないでいるよりも確実にパーマを長持ちさせることができます。
今までお話したパーマを長持ちさせる方法は、あくまでもパーマがしっかりとかかっている前提でのお話です。
パーマを長持ちさせるためにはまず、パーマを綺麗にかけてくれる美容室選びから始まっています。
secretでは表参道でも有数のパーマが得意なお店です。
パーマの経験豊富なデザイナーが多数在籍しておりますので、お気軽にご相談くださいね。